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不動産投資全般

地方物件のリスクとは

2016/12/26

株式会社ファミリーエージェントの永瀬です。

 

「サラリーマンで資産●億円を達成しました」などと書かれた
書籍や広告を目にすることがあると思います。

 

そのほとんどは現金で買った資産なのか借り入れなのかはわかりませんが、
中には地方物件のみを所有されている方もいらっしゃいます。

 

地方物件のリスクとはどのようなものがあるのでしょうか。

 

①賃貸需要が下がる可能性

②管理会社の動きが悪い可能性

③首都圏に比べ使える金融機関が限定される

④首都圏に比べ、賃料に対する部屋の平米数が広く、原状回復費用が高くなる


利回りが高く融資が付くという理由で地方物件を

購入している方もいらっしゃいますが、賃料下落や

空室リスクはしっかりと考える必要があります。

 

また地方物件に融資をする金融機関が限定されるため、
仮に金利4%台で長期融資を組んだ場合、残債に対して

売買価格が高く、抵当権の抹消ができずに売却価格に

プラスして現金を入れないと売却できない可能性があります。

 

所有している物件の地域にある信金・地銀からの融資については、
居住エリアが限定される場合が多く、特に信金は地域で集めた資金を
地域の中小企業と個人に還元するという建前から難しいと言えます。

 

仮に地域内に法人を設立して融資を受けるという方法もききますが、
信金の主旨から考えるとグレーな部分もあり、将来的にも

通用するかはわかりません。

 

地方については土地価格が安い為、評価が高い物件であっても

建物評価が高いことが多く、特にRC造マンションは土地ではなく

建物を購入していると考えるのが良いかと思います。


地方でも地域に関連があり、賃貸付けや出口に全く問題ない場合や
資金を豊富に所有していて、ハイリスクハイリターンの投資に

チャレンジできる方以外は慎重に内容のご確認をお勧めいたします。
 

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