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不動産投資全般
大手デベロッパー 大型の学生向け住宅の供給強化
2017/05/12
ファミリーエージェントの永瀬です。
収益不動産によっては、学生需要が多く、
入居時期は1月~3月がほとんどというエリアも
あります。
オーナー側からすると大学のキャンパス移動がなければ
4年間は家賃が入ると安心感があります。
学生需要のメリットとしては、
・一定の賃貸需要があり、入居後の収益が安定する
・入退去時期が分かりやすい為、空室期間を減らしやすい
・保護者が支払い、連帯保証人になるケースが多く、滞納が少ない
などがあります。
そこで大手デベロッパーが学生をターゲットにした
大型住宅の開発が続いています。
・伊藤忠都市開発 川崎市 全360戸
・三井不動産レジデンシャル 練馬区 全178戸
新宿区 500戸(着工)
・東急不動産 豊島区 167戸(開発予定)
丸紅と東京建物と共同で300戸程度の規模を首都圏と
地方中核都市を含め7~8拠点の建設を視野に入れているなど
参入が続いています。
部屋の広さは15平米程でバストイレが付き
家賃は7万円~8.5万円程と相場と同水準です。
住み込みの管理人の24時間体制や食事の提供も
併せると10万円を超えますが、満室で稼働すると
いう大盛況ぶりは保護者が安心して大学生活を
過ごしてほしいとの想いからだと思われます。
大型住宅の場合、共用キッチンや歓迎会などの
イベントを開催できるような共用部があることも
差別化につながりそうです。
家賃の価格帯で見ますと、マンション系や新築アパートが
競合すると考えます。
特に新築アパートは供給過多のエリアもあり、
賃貸募集方法や家賃設定には今まで以上に事前の
調査が必要になってきそうです。