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法規制・業法等

物件選びの前に業者選びを!

2018/02/02

ファミリーエージェントの亀山です。

 

収益不動産業界では只今大きな話題になっている某シェアハウスニュース。

 

簡単に説明すると、

新規物件の販売利益による賃料保証をしていた中で、
新規物件への銀行の融資ストップで物件の売買が滞ったことによる、
保証賃料の未払いが発生し、投資家の方々が返済できず悲鳴を上げているというもの。

本来であれば、入居者から支払われる賃料で賃料保証をするのがサブリース契約でありますし、
そもそもこのシェアハウスの融資付けには特定の金融機関の融資に依存していたことから
ビジネスモデルが破綻していたと言えます。

収益物件に限る話ではないですが、不動産を買うときや建物を建築する際に
付き合う業者を選別することも重要だと思います。

その業者を選択するうえで参考にして頂きたいツールとして、
国土交通省では、所管の事業者の過去の行政処分歴が検索できるサイトがあります。
http://www.mlit.go.jp/nega-inf/
業務停止などの処分を受けた業者の中には、
社名を変えて営業するなど悪質な場合もあります(その場合は、役員名などでググって下さい)が
直近5年の処分に関しては、閲覧できますので取り引きする業者を選別する参考になるかと思います。

また、業者名簿や過去の行政処分履歴などは、業者の免許の交付を行う県庁などでも閲覧できます。
◆東京都の場合◆
http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/juutaku_seisaku/490etsuran.htm
決算書については、更新ごと(5年)に提出するようになっておりますので、
開業から5年に満たない業者については添付されてない場合もありますが
5年以上営業を続けている業者であれば決算内容を閲覧することが可能です。

今回のシェアハウス業者の場合、創業から丁度満5年で起きた事であり、
すでに購入した投資家のかたは調べるすべがかなったと思いますが、
現在、サブリース契約で物件を運用している方は、

一度どんな会社なのか、決算内容についてなど確認してみることをお勧めします。
 

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