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不動産投資全般

賃料空室率について

2019/03/28

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
ファミリーエージェント香取です。



空室についての考え方として、

時点空室率(全戸数に対する空室数の割合)
稼働空室率(1年間の稼働日数に対しての空室日数の割合)
賃料空室率(1年間の満室賃料に対しての家賃収入の割合)



大きく分けて、上記3つに分類されまして、

本日は賃料空室率について、お話させて頂きます。



株式会社タスが発行している
賃貸住宅市場レポート(2019年3月)によると

空室になった部屋の募集期間(平均)について、

東京都23区:2.63ヶ月
神奈川県 :3.98ヶ月
千葉県  :3.24ヶ月
埼玉県  :3.27ヶ月

というデータが出ております。



こちらのデータを使って、
賃料空室率を机上で出してみたいと思います。


一般的にシングルタイプは4年程度入居する傾向がございますので、
千葉県シングルタイプの稼働空室率を
机上の数字で出してみると、


4年入居   ≒1460日
3.24ヶ月空室≒97.2日

といった数値となり、

約1558日(入居期間+空室期間)のうち、
98日が空室であり、稼働空室率は約6.3%という机上のデータが出てきます。


また、弊社取り扱いエリアの物件ですと、
広告料1ヶ月・FR1ヶ月が一般的となっておりまして、

約1558日(入居期間+空室期間)のうち、
159日(空室期間98日+募集費用61日)が空室損であり、
賃料空室率は約10.21%という机上のデータが出てきます。




23区でないと、空室が恐いとお考えの方は当然いらっしゃいますと思いますが、
賃料空室率ベースで考え、ご判断をするのが良いと思います。




当然、物件個別でしっかりと精査していく必要がございますが、
23区でも当然空室は出ますし、23区以外でも賃貸需要が無くなることは考えづらいです。


本日は賃料空室率について机上のデータを使った参考例をご説明させて頂きました。



最後までお読みいただきありがとうございました。
 

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