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賃貸募集 ~ADの活用と注意点~

2020/11/18

いつもご覧いただきありがとうございます。
本日は広告料(AD)についてお話させて頂きます。


近年は、ネット上の募集広告などをみると
「敷金・礼金0」・「フリーレント付き」・「ネット無料」など
をアピールする物件を見かけることも多いのではないでしょうか。

これらは入居者の方に向けてメリットを打ち出すことで
賃貸付けを決めやすくするためでございますが、
客付け業者に向けてコストを払うこと
賃貸を決めやすくするという戦略もございます。

その際に利用されるのが、広告料(AD)などと呼ばれる
賃貸付けした不動産業者に+αの報酬を支払うものになります。

通常は業法に従い、成約時に貸主・借主から
「合計月額賃料の1か月分まで」を仲介手数料として得ることが出来ますが、
広告料が上乗せされることにより、不動産業者にとっては
1件の成約で通常よりも多く利益を受け取ることができます。

そのため、家賃5万円の同じ部屋が2つある場合、
広告料が1ヶ月分つく部屋を成約した際は、
一度の契約で2件分の手数料が得られるため、
客付け業者により力を入れて紹介・案内して頂けます。


そしてこの広告料はエリアや物件のスペックによって異なるものの
弊社の扱う範囲であれば0ヶ月(なし)~2ヶ月分程度となっております。

投資的な観点でみると想定される空室期間とのバランスを見て
広告料などのコストをどこまでかけるか考えることになりますが、
実務的な観点では金額にも注意が必要です。

オーナー様がとにかく早く入居付けをしようとして
3ヶ月などと設定したケースでは
一度に多くの利益を取ろうとする客付け業者が、
無理に申込みを取ってトラブルになってしまったり
他で断られた不良入居者を連れてきてしまうケースがございました。

不動産”投資”になりますので、数字の面も重要になりますが、
このような実務的な部分も運営時のご参考に頂けますと幸いです。

なお、弊社で管理をお任せ頂いている物件については、
空室の募集の際に、広告料やフリーレントの活用など
専門の社員よりアドバイスさせて頂きます。


最後までご覧頂きありがとうございます。

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