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管理会社の落とし穴②

2017/06/12

前回「管理会社の落とし穴①」をお届け致しましたが
/column/kanrigaisyaotosiana1/
本日はその②になります。

今回の案件は「某管理会社〇リ〇〇ック」様になります。
こちらも前回の管理会社同様大きな管理会社ではありますが
管理を任せる上で注意が必要になります。

先日当社が売却の依頼を受けた物件の管理会社がこの「〇リ〇〇ック」でした。
売主様は購入後、管理会社から言われるがままに「サブリーズ」での契約を結んでおりました。

売却の依頼を受けた当社としては売却にあたり賃貸内容の確認をしていたのですが


開口一番「個人情報なのでお伝えできません・・・」と一言。


新管理会社からの連絡では話が進まないと思い、現所有者である売主様から再度管理会社へ連絡してまらいました。


「私が管理をお任せしている物件の賃貸状況(入居者属性や実際の賃料等)を知りたいのですが・・・」

「個人情報なのでお伝えできません・・・」

なぜか同様の回答です。売主様も一旦引き下がりその旨を当社にご報告いただきましたが

「これでは売却活動が進みません!」


収益物件を購入検討するにあたって
■入居者の属性(年齢・勤務先など)
■実際支払っている賃料・共益費
■契約期間、更新回数

などは購入する場合の重要な検討情報です。
この情報をオーナーにも教えないというのはいかがなものでしょうか


再度、管理会社に売主様から情報の開示をお願いしていただきました。
こんなやり取りを数回繰り返すとやっと

氏名・勤務先は黒く塗りつぶし、賃料と入居者の年代だけ開示いただくことが出来ました。
こちらも売却にあたって購入検討者様には状況をお伝えし、ご理解頂きこの状況のまま売買契約を結びました。


売買契約締結以降は情報の開示をしてくれましたが
管理会社としては「個人情報だ」とか「サブリースなので借主は弊社だ」とか様々な言い訳で売却活動の邪魔をしてきます。

おそらく、自社の管理物件なので、自社で媒介を取得したかったのだろうと思いますが、そもそも、その管理物件のオーナーが別の不動産会社に売却の依頼をするってことは良い管理会社ではないと判断したのか、オーナー様をほったらかししていたのか落ち度は管理会社側にあるのではないでしょうか?
これではただの嫌がらせですね。

今まで、管理手数料等で収益をいただいておきながら
この対応は不動産管理会社として、一企業として、人として情けない対応です。


今回の案件も管理会社によって自身の保有資産(不動産)の資産価値を下げかねませんので、十分に注意が必要と言えるでしょう。
 

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