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融資

リコースローンとノンリコースローンについて

2019/10/21

いつもブログをご覧頂きましてありがとうございます。
ファミリーエージェントの村田です。

本日は、不動産融資について、
「リコースローン」「ノンリコースローン」について、
簡単にご説明できればと存じます。

そもそも、違いで言えば、
「リコースローン」(遡及型融資)
・・・・返済が滞った場合、物件の売却金額のみならず、
    他の財産や事業にまで遡及(さかのぼれる)融資です

「ノンリコースローン」(非遡及型融資)
・・・・返済が滞った場合、担保物件の売却で借り入れが返済しきれなくとも、
    責任が免れる、遡及されない(さかのぼれない)融資です。

国内の不動産に対しての融資の場合、投資での融資等は、
物件を融資の担保に取る場合が多いですが
≪個人≫≪法人≫に対して融資を行うケースがほとんどです。

個人の与信等を見て、融資判断をするため、
借入金額(LTVやLTP)が増えることや、
借入金利を低く検討出来るメリットがあるかと存じます。

条件よく融資をするので、滞った場合は、
勿論、個人・法人が責任を持って返済を行わなければならず、
銀行としては、担保に取っている不動産を売却するといった手段を取ることが出来、
担保物件を売却しても返済額が足りない場合は資産・事業に遡及できます。

これがいわゆるリコースローン」であり、
不動産投資にもこちらが一般的に使われているでしょう。

反対に、個人の資産や収入よりも、担保する物件を重視して、
融資を行うのが「ノンリコースローン」です。

財産そのものに融資を行っていくスタンスの為、
返済が滞り、担保物件を売却した後、返済金額が余った場合でも、
その返済の責任を、他の財産や事業に遡及できない為、
借入リスクが低いのが特徴です。

ただ、借り入れリスクが低い分、
銀行側も担保する物件に対しての評価基準が厳しい事や、
借入金額(LTV、LTP)が低い事や、金利を高くするなど、
リスクヘッジをしてきます。

また、上記の他、制約事項(コベナンツ)を融資契約の際に設けている場合があり、
・一定の純資産の維持
・融資した担保物件の担保提供禁止
・一定以上のキャッシュフローの維持
等々の制約が設けられている場合もあるようですので、
活用される際はお気を付けください。

簡単に両者の違いに関して述べましたが、
不動産投資はローンを使って投資ができる大きなメリットがございますが、
基本的には融資条件の良いリコースローンを使っていくため、反対に「借入」のリスクを伴います。

きちんと、運用期間の想定、収支計算、賃料下落率、売却価格について考え、
借入リスクを回避できる物件をご購入されるべきです。

我々が良く提案する中古アパートは、≪物件価格が下落しにくい≫ので、
当初フルローンを使って物件を買ったとしても、
売却時にはローンが重たくてなかなか売却できない等といったリスクを回避しやすい物件です。

お客様の資産を増やしつつ、儲からない物件をご購入されないよう、
お客様を守っていくのも我々の仕事ですので、
投資検討されている方はお気軽にご相談下さい。

最後までご覧頂きありがとうございました。

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