不動産投資の知恵袋

1棟マンションや1棟アパートで不動産投資に取り組む場合、空室についてはどのように考えたらいいですか?

質問者:W

お答えします!1棟マンションやアパートの空室の考え方の一つとして、
「稼働空室率」というものがございます。

稼働空室率とは、1部屋ごとに1年あたり何%空室損が発生するかの期待値を求める手法です。

 

例えば、ファミリータイプの平均入居期間は約6年(72カ月)ですが、
退去が発生した場合次の入居が決まるまでにかかる費用としては、
・空室 2か月分(一都三県の物件の目安)
・原状回復費用 2か月分
・仲介手数料、フリーレントetc 2カ月分
で合計6カ月分程度が相場となっております。

そのため、空室率としては、72カ月の入居期間のうち6カ月分が空室損として発生すると考え、
この場合の「稼働空室率」は6カ月/72カ月=約8.3%となる計算です。

 

「稼働空室率」のメリットは、具体的な金額ベースで空室による損失を算出しやすい点です。

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