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不動産投資全般

高い融資割合で取り組むメリット・デメリット

2020/06/12

少額の自己資金で「資産〇〇億円」や、
自己資金を殆ど使わずに短期間で「キャッシュフロー〇〇〇万円」と謡い、
不動産投資を推奨している不動産業者を見かけますが、
何れも、自己資本を殆ど投下せずに資産を形成するという内容の為、
所謂「フルローン」や「オーバーローン」等、必然的に「借入」を
多く起こして取り組む前提になるかと思います。

他の投資と違い、不動産投資の場合は借入(他人資本)を行い資産形成ができる為、
少ない自己資金でレバレッジをかけて取り組めるのも大きな魅力ですが、
ただお金を出したくないという理由で、フルローンやオーバーローンの
メリット・デメリットを把握せず購入を進めてしまっている方も多いのが現状です。

 

=メリット=
・自己資金の回収が早く再投資による複利の効果が期待できる
・貯蓄を待たずに早く投資を行うことで複利の効果がより期待できる
・突発的な出費に充てられる

 

=デメリット=
・返済額が大きくなる為、運用中のキャッシュフローが少なくなる、また空室によりキャッシュアウトする可能性が高くなる
・トータルの金利支払いが多くなる
・残債が足枷になり売却しずらくなる
・金利が上がった場合のインパクトが大きいetc…

 

大きなメリットとして、融資を多く引き「再投資」に回せることが上げられますが、
使わなかった現金をただプールしてしまっている人や、計画性なく融資を組んでしまい
「売却価格<残債」で雁字搦めになってしまっている人も中には見受けられます。

フルローン・オーバーローンを条件として物件を探されている方も、

融資が付く=良い物件ではない為、本末転倒にならないように注意が必要です。

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