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融資

金融機関の融資に対する考え方とは?

2019/04/20

いつもご覧頂きましてありがとうございます。
ファミリーエージェントの岡田です。

本日は、融資における金融機関の考え方についてお話をさせて頂きます。
投資家の方であれば、現在の融資情勢が厳しくなり、
思ったような融資が出てこなくなっているというのは、
感じているのではないでしょか。

一昔前(3~4年前)におきましては、
フルローン】はたまた【オーバーローン】という言葉が、
多く飛び交っていたかと思います。

今、現在でもフルローンでの融資も出ているケースはございます。
しかしながら、4月に入りこの情勢が変わりつつあるという点は、
以前の記事でお知らせさせて頂きました。

そもそも、この融資に関する考え方についてはどのように来ているのでしょうか?

現在、多くの金融機関が持っている考え方として、
融資が出るから購入しているだけでしょ?
という金融機関の考え方がございます。
しかし、そのように思われてしまうのは当然のことではないでしょうか。

不動産投資のために、
物件を取得するということは、借入をすることであり、
不動産賃貸業を行うということです。

事業を始めたい(開業したい)という方に対して、
「始められるなら始めてみたい。」
なんて、安直な考えの方に金融機関は融資をするでしょうか?

フルローンでの融資ということで、
リスクもとっていない方にお金を貸すでしょうか?

通常の事業においては、
100%出資などは、ほとんどあり得ませんよね?
これと一緒の考えであり、この考え方が通常なのです。

開業するのに1,000万円必要ですが、
500万円はどうにか工面するため、
残りの500万円を貸してくれませんか?
これについては、納得できるかと思います。

不動産賃貸業においてもこれと一緒で、
物件の取得に5割の自己資金を入れるので、
半分だけ貸してもらってもいいですか?


通常の事業であれば、このような形態が普通なのです。


そのため、融資情勢が厳しくなっているという書き方を何度かしておりますが、
正確には通常の市場に戻り、
正常化しつつある
という方が正しい記載となるでしょう。

しかしながら、資産形成を行っていく上で、
毎回、5割融資という内容で取り組んでしまうと、
資産形成までに大きく時間がかかってしまいます。

そこで、資産形成向けに【アパートローン】というものが存在します。

金利については通常の事業資金と異なるため高くなりますが、
その点、融資額・融資期間については、
お取り組みしていきやすい形となります。

自己資金を投下して物件を取得していくことこそが、
本来の正攻法であるため、
前提としてこの考えがブレてしまうと、
フルローン・オーバーローンでしか取り組まない。
なんてことが起こってしまうのです。


金融の情勢を知るということは、
不動産賃貸業を行っていく上で無駄にならない内容のため、
考え方を知っておくのは良いかもしれません。


最後までご覧頂きましてありがとうございました。

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